サイエンス・インカレに参加したOBOGからのメッセージ

OB・OGのご紹介

菊池 駿斗さん

参加:第3回(幕張)
分野:生物系
受賞:グッドパフォーマンス賞
現在:東京エレクトロン九州株式会社 プロセス技術部所属

受賞された研究のテーマ・内容について教えてください

私はメダカの「群れを成す」生態に注目し研究いたしました。具体的にはメダカを三又の流路に入れ、それぞれの流路に何匹、何秒間いるか計測いたしました。結果として流路に一定数以上メダカを入れると停滞時間が大きく変わることが判り、このことをまとめ発表いたしました。

受賞が決まった時、どう感じましたか

よくわからなかった、というのが最初の感想です。実際に表彰されているときに実感がわいてきて、その時は本当に嬉しくまた、誰かに自慢したいという気持ちでいっぱいでした(笑)。表彰後に先生や同期に声をかけてもらったのも強く印象に残っています。

サイエンス・インカレに参加して得たことは?

何といっても仲間が増え、ご縁がたくさんできたことです。当初自主研究をやっていた人は大学内でも一部で、そんな中で「サイエンス」を心より楽しんでいる仲間に出会えたことはとても衝撃的な出来事でした。また、学生だけでなく企業ともつながれたことは私の人生に大きな影響を与えました。サイエンス・インカレ後にそこで繋がった仲間や企業の方々と共に活動を行い、結果的に今私は「ご縁」でつながった東京エレクトロンに就職しています。

自主研究で大変だったことは何ですか

自主研究とは自分が思ったちょっとした疑問や好奇心から始まり、その中でも特に誰もやっていないことを突き詰めていくものだと考えています。世界で初めて自分が行うことがほとんどなので、誰にどのようなことを聞けばいいのかわからないという点でとても苦労しました。また、実験用の器材などもないので必要なものは手作りしました。特に、サンプルに使ったメダカをとるのは大変でもありましたが、友達とわいわい盛り上がったのはいい思い出です。

自主研究のここがおもしろい!

上記にも書きましたが、とにかく自分が実験の第一人者になれることが大きいと思います。やれることもたくさんあり発展性も未知数ですので、自分で取捨選択しながら研究を進めるのはやりがいを感じます。責任もありますがそれが誇りにもなり、最終的には自信にもつながります。

自主研究を進める際の工夫、発表時のアドバイスは?

これといったことはすぐ思いつかないのですが、しいて上げるのであれば研究を誰よりも楽しんでいました。また、サイエンス・インカレは多種多様の人が聞きに来るので、多分野の人でもわかる資料作りは意識的に行う必要があります。加えて、研究発表は質疑応答が必ずつきものです。その中では答えにくい質問や分からないことを聞いてくる方もいると思います。そんな時は無理やり答えを引き出すのではなく、一回落ち着いてみてください。正直に「わかりません」というのも一つの手だと思います。それから自分の言える範囲で答えてもいいですし、分からないことを聞いてみてもいいかもしれません。相手とのコミュニケーションを楽しんでみてください。

サイエンス・インカレでの研究は今に活かされていますか?
また、将来の夢・目標を教えてください

自主研究で培った何でも疑問に持ち、調べ行動する」というマインドはそれこそ仕事限らずいろんな場面で役に立っています。
私の夢ですが「サイエンスを楽しみ、サイエンスを媒体に繋がり新たなものを生み出す。そんな日本を作る」ことです。
ずいぶんと大袈裟なことを書いてしまっていますが、それだけサイエンスというものはポテンシャルを秘めていると確信しております。私は社会人として働いており、アカデミックの世界からは離れてしまいましたが、今でも自分にできることを行っています。

学生のみなさまへメセージをお願いいたします

サイエンス・インカレは「お祭り」です。名前だけ聞くと堅苦しいというイメージを持つ方も多いかもしれませんが、いろんな方に会い、見聞きでき、世界観が広がる刺激的な場所です。もちろん、発表者としてだけでなく見学だけでも大丈夫です。日常の些細な疑問をただの疑問として終わらせず、自ら磨き上げ、ぜひこの会場で楽しんでください。

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